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くっつかない吸盤を復活させる方法
キッチン、お風呂、車内など穴を開けたくない場所に活躍してくれる吸盤。
手軽に使えて、種類も豊富ですよね。
でも、付けたい場所にうまくつかないことや、古くなってくっつかなくなったことはありませんか?

何度くっつけてもくっつけても落ちてしまうと、ちょっとイライラっとしてしまいますよね^^;

今回は吸盤を復活させて落ちなくする方法をご紹介します!

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吸盤がくっつかなくなる原因

そもそも吸盤は、なぜくっつくのでしょうか?

この原理は、吸盤の形にあります。

あのお椀型の吸盤を壁面に押し付けると、お椀型の中の空気が外へ押し出されます。
吸盤が、弾性によって元の形に戻ろうとする時、中の気圧が下がり真空に近い状態になります。

その時、外側の大気圧との差が生まれます。
外側の方が圧力が高いので、その力に押されて、くっついているのです。

くっつくときの吸盤の中の「真空状態」が、長く吸着させておくためのポイントです。
つまり、真空状態を保てない、空気が入ってきてしまう状態が「くっつかない」状態ということになります。

では、くっつかない状態を解消し、吸着力を復活させる方法をご紹介しましょう。

 

吸盤を復活させて落ちなくする方法

 

1 吸盤と壁面をきれいにする

汚れやほこり、カビなどがあると、真空状態を保てません。
水やお湯できれいにふき取るだけで、吸着力が復活します。
油脂があると、さらにつきにくくなります。
石鹸などで洗いますが、石鹸カスが残っても吸着力を弱めることになります。
きれいに洗い落とすようにしましょう。

 

2 ハンドクリームを塗る

使っている間に、吸盤にひび割れや傷ができていることがあります。
その隙間から空気が入ってしまうと、吸着力が落ちることになります。
お手持ちのハンドクリームを吸盤の内側に塗ってみましょう。
もともとハンドクリームは手荒れしている傷やひび割れに入って保湿するものです。
その性質を利用して、吸盤の空気漏れを補修するのです。

ハンドクリームの種類によっては滑ってしまうということがあります。
種類や塗る量を調整して試してみましょう。
また、同じ原理で、シャンプーや歯磨き粉、手ピカジェルなども利用できますよ。

 

3 熱を加えて形を戻す

長く使っていると、どうしても起こるのが、劣化による変形。
吸着力のもとであるお椀型を保てなくなると、当然、くっつかなくなってしまいます。
そんな劣化による形の変形には、熱を加えることで元の形に戻すことができます。

方法としては、80℃程度のお湯に浸します。
お椀の形が戻ってきたら、引き揚げて乾かします。
この時、お湯は必ず火から下しておきましょう。
熱が高くなると、戻るどころか、さらに変形してしまいます。

また、電子レンジで加熱する方法もあります。
ワット数にもよりますが、30秒~1分くらいを目安に加熱しましょう。
長く加熱しすぎると、やはり変形してしまうので要注意です。
固くなった吸盤の柔軟性や伸縮性が戻ってきたら、またくっつきますよ。

 

4 補助板をつかう

吸着力をさらに強める方法です。
くっつかなくなった場合でも、落ちないようにしたい場合でも使えます。
補助板は、種類によって使える場所や用途が違ってきます。
場所や吊り下げたいものにあわせて、補助板を選びましょう。
使う時には、吸盤・壁面ともにきれいにしてから、張り付けると吸着力がさらにアップしますよ。

 

セロハンテープ(透明テープ)

一番簡単な方法です。
お手持ちの透明テープをくっつけたいところへ貼ります。
その上に、吸盤をつけます。
つるつるしたテープが吸着力を高めてくれますよ。

 

吸盤補助版(ダイソー)

薄いシート状になっていて、壁面に貼って、その上から吸盤を貼り付けます。
はがすと使えなくなるので、使い捨てタイプです。
また、長期間貼りっぱなしだと、はがしにくくなります。
シール跡がついてもいい場所に使うことをおすすめします。

 

特殊粘着シート吸盤用補助板

こちらは繰り返し使えるシートです。
使っているうちに、シートの吸着力が落ちてきますが、洗うとまた復活します。
貼った後で、「間違えた。」「場所を変えたい。」
そんな時でも大丈夫。
簡単に張り替えができるので、安心ですね。

 

吸盤ピッタリシート

こちらも洗って繰り返し使えるシートタイプの補助板です。
ガラスやタイル面に向いているので、お風呂や洗面台などに使う時におすすめです。

 

吸盤用接着剤

吸盤に塗って使う接着剤型の補助板です。
内側に塗って、壁などに貼り付けます。
1日ほど待って、完全に乾かして完成です。
接着剤がはみ出たところは、手で引っ張ると取り除けます。
また、いらなくなったらはがすことができるので、後が残りません。

 

車につけた吸盤が落ちる時は?

吸盤が付きにくい場所の1つが、車の中です。
特に運転席まわりに使いたい時に、素材が凸凹していてくっつかないことが多いですよね。

力技で無理やりつけてみても、運転中に外れそうになったりします。
気になって運転に集中できないですし、事故の危険もあります。

車につけた吸盤が落ちにくくなるグッズがあります。

 

吸盤用ゲル吸盤シート(車内専用)

そんな時には、車内専用の強力な補助板を使ってみましょう。
ゲルシートのみで利用できるものと、貼り付けベースを使うものがあります。

どちらも強力ですが、貼り付けベースがあるものは、曲面につけて水平にすることができます。
スマートフォンをナビに使っているときなどは、見やすくなっておすすめですよ。

素材は透明タイプとブラックタイプがあります。

取り付け場所で気を付けたいのは、透明タイプ。
ガラス面などに貼ると、虫眼鏡の原理で火災が起こることがあります。
やむを得ず透明タイプをフロントガラスに貼る時には、吸盤を不透明なものにしましょう。

また、万が一、事故でエアバックが作動してしまった場合、吸盤につけたスマホやドリンクホルダーなどでケガをする危険があります。
エアバックの邪魔にならないところを選びましょう。

 

まとめ

吸盤の原理から、吸着力の復活方法をいろいろとご紹介しました。
特別な道具が必要な時もあれば、身近なものが使える場合もあります。
くっつかなくなったとあきらめる前に、いろいろと試してみてくださいね。

 

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