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夏祭りが各地で開催され、浴衣を着る機会もあったりします。

でも、浴衣を着るときに困るのが下駄の花緒の痛み。
ひどいと豆ができたり、豆が潰れて出血したり、
痛すぎて歩けなくなってしまうこともありますよね。

下駄の選び方や履き方次第で痛みは軽減できます。

また、下駄以外のサンダルを選ぶという選択はありでしょうか?

 

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浴衣の下駄の選び方

浴衣で下駄を買った時に、鼻緒で擦れて足が痛くなってしまったという経験をもつ方多いと思います。

下駄で明日痛くならないために、下駄を買った後、一生懸命鼻緒を揉んで柔らかくしたり、
数日前から履き慣らしてみたり、指に絆創膏を貼ってみたりしますよね。

買った後に対策をすることが多いのですが、買った後にいろいろ対策を頑張るよりも、
初めから痛くならない下駄を買った方が、実ははるかに効果的です。

 
そして、痛くない下駄を選ぶために、一番いいのは、

しっかりすげることができる下駄屋さんで買うこと
です。

そもそも「『すげる』ってなに?」という方もいらっしゃるかと思います。
『すげる』とは、下駄の台に花緒を取り付けることを言います。

現代では、あらかじめ「すげられている(鼻緒が台に取り付けてある)状態の下駄」を買って、
鼻緒をもんだり、一生懸命引っ張って伸ばしたりして、調整する方がほとんどですが、

 
本来、下駄は自分の足に合わせてすげてもらうものです。

 
下駄が自分の足に合っていないと、鼻緒がキツくて痛くなってしまったり、
緩すぎて歩き辛くなってしまったりします。

足のサイズに合わない靴を履いているのと同じなので、
痛くなるのは当然ですよね。

鼻緒ですれて痛くなりやすい方は、

  • 太めの鼻緒か
  • 2本づつになっている鼻緒
がおすすめです。

こうやって痛くないように、自分の足にあった鼻緒の太さや硬さを選んで
下駄に取り付けてもらうのが本来の下駄選びです。

 

また、買った鼻緒が痛くて揉んで柔らかくしようとする方も多いと思うのですが、
実は鼻緒の種類によっては全く意味がなかったりします。

鼻緒の中には、麻ひもが通っているのですが
この麻ひもがしっかり撚ってあったり、
しっかり編んだままの状態になっていたり、
中には針金が入っていたりするものがあります。

鼻緒の上から見てもは分かりませんが、中が硬いと当然ですが、
あたった部分が擦れて痛くなってしまいます。

この中の麻ひもが一手間かけて解かれているものは、
足に当たっても痛みなく、足によく馴染みます。

きちんとすげてくれる下駄屋さんであれば、そういう手間のかかった痛くない鼻緒を選ばせてくれて、
自分ピッタリに合わせてすげてくれます。

足にピッタリあった下駄は、痛くないのはもちろん、足に吸い付くようにピッタリ馴染みます

しっかりと足に合わせて花緒をすげてくれる下駄屋さんを選ぶというのは
痛くない下駄を選ぶ上で、大事なポイントの一つです。

 

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浴衣の下駄で痛くないのは?

自分の足に合わせてすげてもらった下駄は、足によく馴染み痛くならないのですが、
下駄の場合、履き方や歩き方も重要になってきます。

下駄を正しい履き方で履いている方が少ないです。
間違った履き方をしていると、擦れて痛くなって当然でもあります。

もし、すげてくれる下駄屋さんが近くにない場合や、
既成品をすでに買ってしまっている場合も、
履き方や歩き方を気をつけるだけでも、痛みは随分と違います。

私も、擦れて痛い思いをしてたのですが、
正しい履き方を教わってから平気になりました。

 

下駄の履き方

下駄を履くときに普通のサンダルのように、奥まで入れて履くのは間違いです。
サンダルやミュールと違い、下駄はキッチリ足を突っ込むものではありません。

下駄は鼻緒に軽くつっかけるようにして履き、
花緒と足の親指と人差し指の股の間に、指が一本入るぐらいの隙間がある状態で履きます。

この時、鼻緒が指の付け根まで入るのでは緩すぎる証拠なので、
既成品の場合はもっときつい物を選ぶか、
下駄屋さんの場合は、もっと締めて調整してもらいましょう。

奥までグイッと入れるように履くのは間違いで、この履き方では指の股が痛くなってしまいます。
入れすぎずに、手前にちょんと足を乗せる感覚で履くのが正しい履き方です。

そして、この履き方で履いた時にかかとが下駄から2~3cm出るのが下駄の適切なサイズです。

 

下駄での歩き方

下駄は前重心でかかとを落とさずに、内股で蹴って進むのが正しい歩き方です。

健康グッズに、つまさき立ちスリッパというダイエットグッズがあるのですが、
そのスリッパを履いた時のように、かかとを付けずにつま先立ちで歩くような感覚が下駄の歩き方です。

そして、親指と人差し指で、鼻緒をつまむようにして歩きます。

歩くときも大股ですたすた歩くのではなく、小股で軽く引きずるように歩きます。
サンダルを履いているのと同じように歩くと、下駄に慣れた人でも鼻緒ズレができるので、
下駄の履き方、歩き方は痛くならないためには、とても重要です。

下駄を履いた時に痛くならないようにするには、
履き方・歩き方を代えるだけで随分と違いますので練習してみましょう。

 

浴衣でサンダルはあり?

でもどうしても下駄をすげてくれる下駄屋さんが近くにない、
歩き方を体得できない、うまくできない場合、
下駄ではなく、サンダルを履くのはありでしょうか?

結論からいえば、浴衣にサンダルはありです。

今は和柄の浴衣に合う下駄風のサンダルもたくさん出ています。

下駄にサンダルは賛否両論ですが、普段から着物を着ていらっしゃる人の中には、
TPOに合わせてサンダルもありだと寛大におっしゃる方も多いです。

それに夏祭りなどで浴衣を着る場合は、電車での移動、花火会場まで歩く距離も長いので、
足が痛すぎて歩けなくなってしまっては、一緒に行った方に迷惑をかけてしまうこともありますし、
自分も夏祭りを楽しめなくなってしまいます。

ただ、いくら浴衣にサンダルがありだとはいっても、
ピンヒールのミュールなどはあんまりだと思いますので、
浴衣に合いそうな柄で、ヒールのあまり細くなく高くないものを選ぶといいと思います。

探すといろいろありますので、自分の好みのものを探してみましょう。

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