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azisai9

あじさいがしおれてしまった時はとても焦りますよね!
特に母の日などでもらったアジサイの場合は余計に心配になります。

「あじさいがしおれてしまった!」そんな時は、

まずは水切れや水やりの方法が間違っていないかを疑ってみてください。

あじさいがしおれる時に、水切れや水やりなど
水に原因がある時の対処法はこちらにまとめました。
あじさいの鉢植えがしおれる原因と復活させる方法は?

でも、水を十分に与えているのに回復しないという場合、
根に問題があってあじさいがしおれていることが多いです。

 

この記事では、根に問題があって
あじさいがしおれている時の原因と対処法
をまとめました。

あじさいがしおれてしまった時は焦りますが、
落ち着いて冷静に対処して復活させましょう!

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あじさいがしおれる原因

あじさいがしおれた時、アジサイは水をたくさん必要をする植物なので、
水切れに問題がある場合が多いですが、水をたくさんやっても回復しない…
そんな時は根に原因がある場合があります。

 

根詰まり

あじさいに水をたっぷりやっても元気が出ない場合、
まず考えられるのが根詰まりです。

 

あじさいはとても根の生育が早い植物です。

根の成長が早いので、鉢植えの場合は1年に1回程度は植え替えないと、
根が鉢いっぱいにビッシリと伸びてしまいます。

根がびっしりと鉢いっぱいに伸びてしまうと、
徐々に水分や養分が吸い取れなくなっていきますので、
次第に元気がなくなってきて、ひどい場合は枯れてしまう場合もあります。

 

特に、母の日などでもらった鉢植えは、
鉢が小さい方が花が大きく立派に見えるという見栄えの良さから、
小さな鉢で無理に開花させている状況も多いです。

もらった時点で、実は鉢の中は根がビッシリ!なんてこともありえます。

 

水をやってもなかなか土の中へ染みこんでいかないという場合、
根詰まりしている可能性があります。

 

鉢の底の穴から根が外に出てきていないかチェックしてみてください。

場合によっては、花に負担をかけないようにそっと鉢から抜いて、
根の状態を確認しましょう。

 

根の状態を確認し、根がガチガチに張っていて、
しおれの原因が根詰まりだった場合は、早めに植替えましょう。

根腐れ

あじさいの鉢植えがしおれる原因と復活させる方法は?に書いたとおり、あじさいは水が好きな植物ですが、
逆に水のやり過ぎでも、しおれてしまうことがあります。

いくら水が好きだとは言っても、あじさいは水栽培ができるほどの植物ではありません。

土や根が絶えず濡れている状態は、根が呼吸できずに窒息してしまい、
その結果、根腐れを起こしてしおれてしまいます。

根腐れを起こすと、根が傷んで水や養分の吸い上げが悪くなります
それが原因でしおれたり、枯れたりしてきます。

受け皿に水を貯めたままにしていたり、
水やりのやり方を間違えて、少量の水をこまめにやってしまい、
土が絶えず濡れてしまっている状態だと
根腐れにより、あじさいがしおれてしまっている可能性があります。

 

また、根詰まりを放置しすぎても根腐れをおこすことがあります。

 

しかし、根腐れしていても、パッと見は、水切れのようにも見えるので、
結構判断が難しいものです。

根腐れかどうかの判断ですが、根腐れの場合、
水を十分にあげているのに花や葉がしおれ、茶色く縮れたり、
葉が黄色くなったり、ポロポロと落葉する場合が多いです。

 

水を十分やっているのにも関わらず花がしおれていたり、
また、水のやり過ぎに心当たりがあれば、

アジサイを傷めないよう鉢からそっと抜いてみて、
根の状態を確認してみましょう。

白い根がなく、根が茶色くどす黒くなってしまっていたら、
残念ですが、根腐れしてしまっています。

 

根腐れしてしまっていたら、そのままにしておくと、
水を吸い上げることが出来ずに枯れてしまうので、
状態によっては、早急な植替えが必要です。

 

あじさいが根詰まりしている時の対処法

根腐れや根詰まりの場合は、あじさいの鉢植えがしおれる原因と復活させる方法は?の記事に書いた
バケツに鉢をつける方法では復活しませんので、植え替えが必要です。

 

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根詰まりの場合

根をほぐして、根を1/3ほど切り詰めて整理し、それから植え替えをしましょう。
根詰まりが原因であじさいがしおれている場合の植替えは、
根腐れの場合ほど気を遣わなくても、ちゃんと根付いてくれるので大丈夫です。

 

あじさいが根腐れしている時の対処法

あじさいの植替えは、本来なら花が終わった後の時期がいいのですが、
根腐れしていた場合は、早めに植替えないとそのまま枯れてしまうので、
根腐れに気付いた時点で早急に対処しましょう。

根腐れは、状態により対処法が違います。

 

まだ根腐れが初期段階の場合

水やりの頻度を控えめにすることで、あじさいが復活することがあります。

 

根腐れが進んでいた場合

水やりを控えてもあじさいが復活しない場合、根腐れが進んでしまっています。
その場合は、なるべく早めに植え替えてください。

●植え替えの方法

まず、根腐れしてしまった場合は、
今年は花は諦めて、切り取ったほうが株の回復が早くなります。
葉の量も少し減らした方が負担が減るので回復しやすいです。

花や蕾・葉がある茎の、2~4節下で剪定します。

葉はすべて落とすのではなく、多すぎず少なすぎずで、
全体の葉の量のバランスに注意してください。

 

花や葉を切り取ったら、鉢から土ごとアジサイを取り出します。

どす黒い腐ったような根は今後再生することはなく、
それどころかそのまま根腐れが進行してしまい、
回復の邪魔になるので取り除きます。

腐った根を取り除いた後、腐っていない健康な根の部分から新しい白い根が出てきます。

 

腐っている根と健康な根の判断ですが、どす黒い根は取り除き、
どす黒くない健康そうな小麦色の根は残してください。

また、根腐れしてしまった根には 細い根がなくなってしまっているので、
それも判断基準にしてください。

 

根腐れした部分の根をフォークのようなものでかきとっていくか、
ハサミで切ったり、手でちぎったりして、取り除いてください。

腐った部分が分かりにくい時は、
水を張ったバケツのなかで根を指でほぐして、
土を取り除いてから、根を見てみると分かりやすいです。

 

そして、植替えは、水はけの良い土を選びましょう。

植え混む時は、根がよく張れるように土をよく詰めてください。

植え込みが終われば水遣りしておきます。

置き場所は、日の当たり過ぎない明るい日陰で、そっと見守ってください。

その後の水やりは、土の表面が白く乾いたら、鉢底から流れ出るまでタップリです。

根腐れの時、肥料はあげてもいい?

元気がないと肥料をあげたくなるのですが、株が弱っている時は、
肥料はあじさいの負担になります。

人間と同じで、例えば胃の手術などをした時に、
ご飯をたくさん食べなさい!と無理矢理食べさせられても
体調が悪化するだけですよね。

弱っている時は、水状態の重湯などから始めて、
おかゆなど胃腸の負担にならないものを食べます。

 

アジサイも同じように根腐れにより、水や養分の吸収ができなくなっています。
根を切り取るということは、人間でいう胃の手術などと同じです。

なので、回復するまでは肥料などはあげないでください。

株が回復してきて、新芽が伸びて来るようであれば、
肥料をあげても大丈夫です。

 

根腐れで状態がひどい場合。

鉢から株を取り出した時に、

・すべての根がどす黒くなってしまっており健康な小麦色の根が全然ない、
・または、植替えをして様子を見たけれど、回復する兆しがない。

そんな時は、根腐れがひどく進行してしまっていますので、
最後の手段として、挿し木をするしか方法がありません。

 

あじさいは挿し木ができる植物です。
挿し木とは、枝を切り取り、切り取った枝を土に差しておき、
枝の下から根が出るのを待つ方法です。

 

挿し木する場合は、健康そうな部分を選んでください。
節の下で切り取り、長さは5cm以上は欲しいところです。

 

その後、土に挿したら、直射日光が当たらない明るい日陰において、
じっと回復を祈って待ちましょう。

新芽が出てくるようであればきちんと新しい根が発芽してくれています。

また、挿し木をした場合、次に花をつけてくれるまでは3年前後かかる場合が多いみたいです。
私もアジサイを増やしたくて挿し木をしたのですが、開花までは3年ぐらいかかりました。
途中、「本当に咲くのかな?」と心配したのですが、
ちゃんと咲いてくれましたので、回復を信じて気長に待ちましょう。

 

以上、根が原因であじさいがしおれる場合の原因と
植え替えや挿し木によって対処する方法でした!

 

まとめ

根が原因であじさいがしおれる・枯れる場合、

根詰まりか根腐れの可能性がある。

●根詰まりの場合、

根を切り詰めて、根を整理してから植え替えればOK。

●根腐れの場合、

初期なら水やりを控えることで回復することもある。

根腐れが進行すると、植え替えが必要。

更に根腐れが進行した場合、挿し木により対処する。

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