パスタは手軽に作れて、大人も子供も好きなメニューです。
茹でたてのパスタは、ソースを絡めて熱々で食べるのが一番おいしい!
でも、食卓にいつでも家族全員がそろっているわけではありませんよね。
お仕事で遅かったり、部活や塾で遅くなったり…。
夕飯も一人一人に合わせて、時間がバラバラなんてこともあります。
ちょっとしたコツで、疲れて帰ってきた家族を待たせることなく、美味しいパスタを出すことができます。
今回はパスタの作り置きや茹で置きのコツをご紹介します。
パスタの作り置きで伸びない方法!
パスタは手軽に食べれる食材ですが、お湯を沸かして、それから麺を茹でて…と意外と時間がかかって面倒。
パスタだけいっぺんに茹でて、取って置けないのかな?って思うことありますよね。
でも、茹で上がったパスタをそのまま置いておくと、伸びたり、食感もパサパサになってしまいます。
パスタはちょっとした工夫をすれば、茹で置きしておいて、後で食べることが出来ます。
伸びたり、パサつきを防いで、茹でたて食感をキープするコツをご紹介します。
パスタの作り置きで伸びない方法!
1 オリーブオイルを絡ませる
茹でたら、水気を切ってすぐにオリーブオイルを絡ませましょう。
オリーブオイルを絡ませることで、パサつきとくっつきの両方を防ぐことができます。
茹で上がったパスタがくっつく原因は、麺の周りのたんぱく質です。
オリーブオイルを絡ませることで、パスタの周りのたんぱく質を包み込んで、パスタ同士がくっつかないようにします。
さらに、オイルのコーティングにより、水分の蒸発も防いでくれます。
オイルを絡めた後は、お皿に盛りつけて、ラップをかけて冷蔵庫へ入れておきましょう。
また、茹でるお湯に、前もってオイルをいれておくという方法もあります。
この場合は、オイルを多めに入れることになります。
カロリーが気になる方は次の方法をおすすめします。
2 水で洗う
パスタを茹でた後、ジャブジャブと水で洗ってしまいましょう。
「冷やしうどんやそうめんじゃあるまいし、パスタを洗うなんて!」と思うかもしれません。
ですが、洗うことで、パスタの周りの余分なたんぱく質を落とすという効果があります。
タンパク質を落とすことで麺がくっつきにくくなります。
また、熱いままのパスタは余熱で、さらに火が通って柔らかくなってしまいます。
水で洗うことで、茹でたてのアルデンテの食感をキープすることも出来ますよ。
洗った後は、十分に水切りをして、オリーブオイルまたはソースで絡めておきましょう。
水で洗ってからオイルを絡めた方が、直接オイルをかけるより、使うオイルは少なくて済むはずです。
1人分ずつお皿に盛り、ラップをして冷蔵庫で保存します。
3 茹でたお湯の湯気を利用する
ちょっとの間だけ、茹で置きしておきたい。
というような場合には、こちらの方法をおすすめ。
水切りしてザルなどに入れたパスタを茹でた鍋の上に、ザルごと乗せます。
そのまま蓋をして、ゆで汁の蒸気を当てて、パサつき予防をします。
オイルもいりませんし、捨ててしまうお湯を活用できます。
ただし、長時間そのままにしておくと、余熱で茹で上がってしまうので、のびてしまいます。
短時間か、または茹で時間を短くしておくとよいでしょう。
パスタを茹で置きしておく場合は、湯で時間に注意!
パスタを作り置きや茹で置きしておく場合、茹で時間がポイントになってきます。
すぐに食べる場合は、パッケージに書かれている湯で時間でOKなのですが、
時間を置いてから食べる場合、温める際の熱で火が通り過ぎてしまいます。
(水洗いしない場合は、冷めていく時の予熱の分も)
なので、パスタを作り置きや茹で置きする際は、
指定された茹で時間よりも1分ほど短めに茹でましょう。
そのあと、水洗いして、オリーブオイルを絡め、タッパーかお皿にラップをして冷蔵保存します。
作り置きしたパスタの賞味期限や温め直す時は?
茹で置きしたパスタの期限は?
冷蔵庫保存の場合は1~2日
冷蔵庫の場合、1日~2日が美味しく食べられる期間です。
それ以上になると、食感が変わってきてしまいます。
多少は我慢できるという方は、3日でも大丈夫ですが、腐敗していないかを確かめてから調理しましょう。
・酸っぱいような臭いや味になっていないか?
・赤や緑の色がついて、カビが生えてはいないか?
を目安に確認してください。
少しでも様子がおかしい時は食べないでくださいね。
作り置きしたパスタを食べる時は?
作り置きしたパスタを温める時、パサパサになるのは避けたいですよね。
温める際もちょっとしたコツを押さえて美味しく温めましょう。
電子レンジの場合
作り置きしたバスタを食べる時は、水をかけてから、電子レンジで温め直すとぱさつきを抑えることができます。
量にもよりますが、水を大さじ2~3杯かけて、600wで1分程度が目安です。
フライパンの場合
または、温め直すときに、フライパンでソースと絡めながら炒めるのも美味しく食べることができます。
ぱさつきを感じる時は、フライパンで温める時に、
パスタを茹でた時の茹で汁を少し加えると、パサパサが緩和しますよ。
パスタの作り置きに向いているレシピやソースは?
パスタの作り置きを美味しく食べるにはソースはかけても大丈夫?
パスタの作り置きや、茹で置きをする際に美味しく食べるには
基本的には
ソースと麺は別に用意しておき、
食べる直前にかけたり、混ぜたり、和えたりする
ことがコツです。
トマトソース
ミートソース
バジルソース
たらこソース
などは別に用意しておき、食べる直前にかけたり和えたりしてくださいね。
※特に、カルボナーラやクリームソースやスープパスタなどの水分が多いタイプのレシピは、
和えてからそのまま置いておくと、麺がソースのどんどん水分を吸ってしまいます。
麺が伸びて美味さが半減してしまうので、食べる直前に和えましょう。
フライパンで温めるレシピだとベスト
食べる直前にフライパンでソースなどと一緒に炒めるタイプのレシピだと、
麺を温めることも一緒に出来て、しかも美味しく温められるので、一石二鳥ですね。
カルボナーラ
クリーム系パスタ
ペペロンチーノ
ナポリタン
などのレシピは、フライパンで温めながら絡められるレシピです。
ぱさつきを感じる時は、茹で汁を取っておいて、フライパンで温める時に、
茹で汁を少し加えると、パサパサが緩和しますよ。
ソースと絡めて作り置きしておいても大丈夫なレシピはある?
ナポリタン
もし、食べる直前に混ぜたり和えるのも面倒!
子供が食べるから、仕事で疲れているなど、
もう温めるだけで食べられるようにしておきたい!という時、ありますよね。
そういう時、ソースと絡めてもおいても大丈夫で、
しかも茹で置きした麺に一番向いているレシピは「ナポリタン」です。
ナポリタンは、芯が残ったアルデンテよりも、芯がなく柔らかいもちもちした麺の方が向いています。
なので、茹で置きした麺にピッタリ!
喫茶店なども茹で置きした麺を使うことが多いですし、店よっては、あえて前日に茹でて、
一日置いてから次の日に提供するお店もあるぐらいなんです。
ナポリタンなら作り置きしておいても、レンジチンなどの温め直しで美味しく頂けます。
パスタの作り置きは美味しさが損なわれてしまいがちなのが最大の悩みですが、
ナポリタンはそれを最小限に抑えることができるありがたいレシピです♪
食べる時に温めるだけにしておきたい時は、ナポリタンを活用しましょう。
夕飯やお昼の作り置き、作ってから食べるまでに時間が開きがちなパーティーなどにも使えますし、小分けして冷凍保存しておくと、お弁当にも使えますよ♪
ペンネならソースと和えて置いても大丈夫
スパゲッティの細長い麺にこだわらないなら、ペンネもおすすめです。
ペンネは伸びにくいパスタ。
ペンネならソースを絡めて作り置きしておいても大丈夫です^^
上手に使い分けてみて下さい。
まとめ
以上、パスタの作り置きや茹で置きについてご紹介しました。
賢く使って時間と費用を節約しちゃいましょう!
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